原因究明

この仕事をしていると(どんな仕事だ?)原因究明して、問題解決をはからないといけないことがある。
たまに、「原因」と「現象」の区別が付かない人がいる。

原因究明するのに、いきなり「原因」がわかることは少ない。
たまたま、最初に思い付いたことが当たりかもしれない。
過去の同じ事例に出会ったことがあるかもしれない。
他人に原因究明してもらって、自分は結果だけを聞いただけかもしれない。
そうすると、まわりからすれば、簡単に原因究明できると見えてしまう。

しかしながら、そう簡単な話ではない。
いくつもの「現象」を眺める。
その中には、直接的に「原因」に結び付くもの、
間接的に「原因」に結び付くもの、
はたまた、まったく結び付かないもの、様々ある。
勿論、その段階では、そのどれに当てはまるかもわからなかったりする。

それが「原因」にあたるものかどうかを調べるために、今まで見ていなかった「現象」を確認する。
それが期待通りの「現象」なのか、そうでないものかも含めて確認していく。ときには、まったく違うアプローチで、「現象」を確認する。絶対にそうだろうと思っていても、敢えて確認してみることもある。
そういったことの積みかねた結果、「現象」にたどり着くのだ。

エラーか、でたら「エラーがでた」とだけ伝えてくるひとがいる。そうすれば「答えは○○です。」と返ってくるのだ。そのときの状況、情報を伝えてほしいといっても、“自分”がわからないから、必要ないと思ったと切り捨ててしまう。
「エラー」というものは、世の中に1つしかないのだろうか。細かく想定していけばいくつも出てくる。これから初めて出てくるものもあるだろう。
いくつもの状況、情報を頼りに探していくのだ。

世の中、結果だけ聞けば簡単に聞こえてしまううけど、実は大変なことはいくらでもあると思う。
結果だけ持ってきて簡単に言うのと、その大変さを想像できるのでは、やはり違うのであろう。